about
included in the compilation album "gekkabijin."
lyrics
四辺一面陽だまりの柵の向う
ただ穏やかなひと時を示すように葉の影が揺れる
彼の憑き物の足許に縺れる
無為と卑しめる様
戯れに囃し立てては息を繋ぐの
斯くも無慈悲な嫌悪と礼賛
縹渺たる精神の狭間に喪われた
微笑みを湛えて
上塗りの幻像と囚われの日々よ
未だ夢のさめぎはに過ぎる
滲み出る感情も稚いまま
その先と聞き容れよう
留まった私よ、笑え、悲しみの彩度で
数多の報われぬ苦心惨憺
期せずして得た華麗さを付け加え紛える過去
依り代に縋る
掛けまくも畏き■(ひと)の
尊きものを妬み、呪って、貶めても
恨むべきは他ならぬ己れよ
薄明の下、往く影は既に遠く
記憶に遷るか
何一つ求めず謂われなき咎を拒め
独善的正義よ
消えやらぬ感傷も
直向な日々のただ薄れた心残りと
疲弊した魂よ美しいまま
どうか受け容れよう
止まった片足を哂え、澄み切った最期へ
浮ばれず迷う在りし日の滑稽
然らぬ体の
閑寂に誘う去りし日の憧憬
逆螺子を
木霊して迫り来る
謂われなき咎に食わせ
上塗った感傷の穢れなき日々も
未だ夢のさめぎはに過ぎぬ
磨耗した魂よ翳りゆくまま
この先を受け入れよ
留まった私を、哂え、その濁った眼で
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